漫画家協会関係の過去記事もこちらにアップしていきます。
以下のとおりです。
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イベント案内で予告したとおり、取材に行ってきました!
編集長が訪れたのは7月18日(土)。入り口にはドーンと「みんなだいすきアンパンマン やなせたかしの世界」展の看板がお出迎え。
チケット売り場から入場すると通路には、やなせたかし先生の紹介、東日本大震災の復興を願って描いた絵を展示。「ロボくんとことり」の展示室では、直筆のイラストと鉛筆の下描きを展示。隣のアニメ作品上映コーナーでは子供たちが熱心に鑑賞。次の「やなせたかしのありふれた誌」コーナーでは直筆の水彩画と大判の書にイラストが書かれた作品を展示。アンパンマンのコーナーでは直筆イラストはもちろん、「アンパンマンにはないしょ」を絵本1冊分が展示。どの作品もシンプルでありながら美しい色彩で、やなせ先生の優しさや平和への思い、自己犠牲を貫く「正義」を感じられる印象。来場した子供たちはアンパンマンに喜んだり、大人の方もじっくり作品に見入っていました。
主催の琉球新報社の担当者に沖縄でこの展示会を行うことになった経緯をお伺いしたところ、「夏休みに親子で楽しめる企画を開催したかったのがきっかけです。また、戦後70年でもあり、やなせさんの平和への思いも感じてほしいです。」とのこと。見どころや、やなせ先生らしい作品を伺うと、「『てのひらを太陽に』をはじめとする墨彩詩画など多彩な創作活動を観ることができます。『アンパンマンにはないしょ』の絵本原画を観てほしいですね。原画とえんぴつ画をセットで観る機会はそうそうないと思いますよ」とコメントしてくれました。
他にも最終週を除く土日に講堂で絵本の読み聞かせや紙芝居ショーの関連イベントも開催。講堂ではぬりえやアンパンマンを書くコーナー、絵本が読めるコーナーも用意。ほかにもアンパンマングッズや絵本などが買える物販コーナーも充実してます。
そして、この日は午後2時から講堂でラジオパーソナリティーとしてお馴染みの石底マキさんが読み聞かせを担当。石底さんが呼びかけると講堂は満席に。石底さんもアンパンマンのエプロンを装着して読み聞かせを開始。この日はアニメキャラクターになりきった「アンパンマンとそらとぶうめのみ」、やなせ先生が大好きだったという「しろい うま」、展示会場にもある「ロボくんとことり」を朗読。約30分の読み聞かせで、大人も引き込まれていました。終了後、石底さんにお話を伺うと、「絵本は目で読むのもいいけど、声を出して読むと、子供たちは自分の中で動画にするんです。読み手によっても違うので、世界観が広がります。今日はとても楽しかったですね。子供たちは目がキラキラ。やなせ先生の詩とメルヘンの大人の世界も引き続き楽しんで欲しいですね。命、愛、平和を声高でなく、淡々と伝えるのが素晴らしいです」と話して下さいました。
やさしい気持ちになれる「みんなだいすきアンパンマン やなせたかしの世界」展。まだ見てない方はぜひ!
特にマンガ家を目指す人には見てもらいたいですね!
「みんなだいすきアンパンマン やなせたかしの世界」展
会期:~2015年8月9日(日)
関連イベント
楽しい絵本の読み聞かせ
アンパンマンやその他、さまざまな絵本の読み聞かせをお楽しみください!
読み手:野底美智代・北山亭メンソーレ
沖縄県子どもの本研究会など
日時;25日(土)・8月1日(土)
いずれの日も午後2時~講堂で開催
音の魔法使い 比嘉周作の紙芝居ショー
アンパンマンの名作紙芝居を効果音とともにお届けします。
日時:・26日(日)・8月2日(日)
いずれの日も午後2時~講堂で開催
【問い合わせ】琉球新報社営業局事業開発部(電話)098(865)5200(平日午前10時~午後5時)