お待たせしました!
無料コーナーの連載第3話のイラストエッセイです。
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お散歩パトロール
第3話
作:Gina Laurent(ジーナ・ロホン)
那覇のマチグヮーの
半野良 猫系 珍獣
フレンドリーな人見知り
ジ―ナです
あたいが
産まれた時は
沖縄は日本じゃなかった
赤ちゃんだったから
覚えてないけど
ドルで お買い物
したこと無いし
本土に行くための
パスポートも
持ってなかったけど
母子手帳の表紙には
琉球政府って書いてある
アメリカ世の
名残りの中で育った
幼い頃の あたいの
おやつ は
アメリカ製の
チョコレート
舌が真っ赤に染まっちゃう フル―ツ パンチなんか飲んでたから
今でも アメリカ製の
お菓子や飲み物を
見つけると
懐かしくて たまらない
父方の おじぃちゃん が
使ってた
アメリカ製のマグカップ
が 可愛くて 大好きで
子供の時から憧れてた
勝手に使おうとしたら
それは おじぃ の
上等カップだよって
言われて
使わせてもらえなくて
でも どうしても
その 半透明が特徴の
ミルクガラスで
出来ている
カップが欲しくって
ある日
流し台に置かれてた
カップを裏返して
メ―カ―を確認した程だ
Fire King
ファイヤー キング!
かっこいい名前だ!

忘れないでおこう
大人になったら
自分で集めてやる!
って
One of my dream !
あたいの夢の 一つに
なったんだ
Fire King は
1940年代から 1980年代
頃まで作られていた
アメリカの食器の
メ―カ―
半透明なミルクガラス
ぽってりしたフォルムが
なんとも可愛らしくて
いかにも アメリカン
MADE IN USA の 刻印
ヴィンテ―ジ
特にマグカップが
人気なの
世界中に コレクター が
いるんだよ
お散歩パトロールは
あたいの お気に入りの
骨董品屋さん
アンティ―クショップを
巡るのも
大好きな楽しみなんだ
アンティ―クショップ
A屋さん
店主の おじさんは
あんまり愛想がないけど
いい感じに ほっといて
くれて
ゆっくり商品を
吟味できて良い
しかも Fire King が
え ! いいの?ってぐらい
お手頃価格で売っていて
あたいの コレクションの 半数以上は
A屋さんで 買ったやつ
なんだ
その すぐ近く
B屋さんは
骨董品屋さん
店主の おじぃさんは
優しそうな感じで
話かけてくる
気にいったのがあったら
安くするよって
言ってくれる
Fire King も 売ってるけど
このお店での お値段では
あたいには
ちょっと予算オ―バ―
買えない…

おじぃさんは
Fire King は
仕入れが高いから
安く できないわけよって 少し困り顔
しかし Fire King の
こととか話してると
楽しいのよ!
マニアックな話に
なって お互いに
そう! そう !そう!ってなる
だけど
B屋さんでは
お買い物したこと無いし
でも
このまま通ってたら
仲良くなってしまう!
気まずい!って思って
距離を置いてしまう
あたいなんだ
何か もったいないぞ…
ある日
かなり お安く
小鉢サイズの
Fire King を買えて
ご機嫌に
お散歩パトロール
してたら
通りかかった
タコス屋さんの前で
絶賛 ベロベロに
酔っぱらい中の
おじぃさん 二人が
ビ―ル ジョッキで
殴りあってる!
氷水を頭から
かけあったり!

いかん!
あたいのテリトリーで
暴力は許さん!
どこでも 駄目だけどさ
さすがに
タコス屋さんの
店主が止めに入る
そしたら その
バイオレンス ジジ達
すぐに
まるで 子供の喧嘩の
ように
ごめんね ごめんねって
言いあって
仲直り
何事も無かったように
乾杯してる
まだ呑むんかい
マチグヮー は カオス!
あたいの危機管理能力も
また 一段と上がったし
色んな意味で
ドキドキ ワクワク
お散歩パトロールは続く































































































