神谷竜司先生から第3弾ネタが届きました! 9月「オバァ」特集 Tweet Check 神谷先生からちょっとキュンとする特集ネタが届きました! 「心は乙女のおばぁ」 この話は私の母方のおばぁ、私の祖母の話です。 私の母方の家系は癌になる確率がどうも多いようで、祖父が胃癌で入院。担当医師から「努力しましたが、余命3ヶ月なので今のうちにご家族の面談許可します」と連絡受け、見舞いに行く時、ばぁば(祖母)は化粧台に向かい念入りに化粧始め、唇に紅をさす。 私が「何で化粧するの? 時間ないよ」と言うと、ばぁばは「じぃじ(祖父)に会いに行くのに」と返答。日頃は気丈なばぁばの姿しか見てない私にとって、この言葉は意外でイソイソと紅さす姿は“乙女の姿”に見えて可愛く思った。 いざ病室でじぃじと面会したばぁばは、何も話さず互いの手を握りタダ黙ってるだけ。でも私には二人の間には二人だけの時間が流れてて、多分若かりし頃の二人に戻って心の中で会話してる様に見えた…暫く無言の時が過ぎ、ばぁばが「じゃ、じぃじ、又来るね」と席を立ち、じぃじも「ああ、(頷く)」と返答。 でも3ヶ月後、医師の診断通りじぃじは帰らぬ人となり、葬儀の間ばぁばは黙ってじぃじの遺影をずっと見つめて座ってました。 ばぁばの一連の姿を見て、女性は幾つになっても好きな人の前では“心は乙女”のまま、なんだな~と思いました。沖縄戦を生き抜き苦楽を共にした二人だから、病室で無言の会話も出来たのかも知れませんね。 今回はちょっといつもと趣の違う感じの話ですが、編集長宜しくお願いしますね~神谷竜司。 です。 神谷先生にしては素敵なお話ですね。 皆さんも、特集にまつわるネタがありましたら送ってくださいね! 創作でも写真でも文章のみでもOKです! 詳細は https://comichan.com/?p=9507 をみてくださいね!