最近締め切りが混んでいて、アップがなかなかできずに申し訳ありません!
量産工房さんから1月特集関連のネタが届きました。
タロットカード関連の思い出です。
内容は以下の通りです。
タロットカードを自作した
高校で出会った友達の中に、少女漫画好き(特に入れ込んでいたのが、故・和田慎二先生だった)で、なぜかタロット占いができる奴がいた。
ある日、そいつがタロットカードを学校に持ってきたので、私も占ってもらったことがある。占ってもらった内容は覚えていないが、その占いの過程や様子を見るのも珍しかったし、その託宣の仕方も面白かった。けれども、一番私の注目を引いたのはカードの絵柄。
漫画好きは、やはり興味関心の方向性が違うというところか。
トランプとは全然違う象徴性を持ったデザインは、とても私の感性を刺激した。手にもってまじまじと観察したかったのだが、カードの所有者以外の他人に触らせるのは好ましくないということでやんわりと断られた。
それでも、その神秘性というか不思議な法則性というものが伝わってきて、それが今で言う中二病的な感覚にはまり、さらに私の創作意欲を刺激した。
カードのデザインは特定の自柄の象徴で、それが占いにも大きな影響を与えるということだったし、市販品のデザインもいろいろあるという。
なら自分でデザインしてオリジナルのタロットカードを作ってみるのもいいんじゃないか? 使う本人が作るデザインなら、さらに効果というか、占いの確度も高まるかもしれん!
そう思い立って勉強そっちのけで1週間ほど、カードづくりに没頭した。
表面のデザインをするは楽しかったが、問題だったのは使用するのが薄い紙だと裏から透けて見えること。
そのためボール紙に描いたのだけど、裏のデザインを統一しないと、どのカードかばれてしまうということで、それを一致させるために手描きで四苦八苦した。
コピー機もコンピューターも身近にない時代のことである。その余計な苦労というものがわかるだろうか。
結局一応完成はしたものの、製作した本人が実用するには問題が多く(どうしてもカードの裏デザインの特徴で表面がわかってしまう)、最終的には使えなくなった。カードの廃棄もいろいろと問題があるとされたが、すでに当時の作品は残っていない。
その後、書店でカード付のタロット占いの本を見つけ購入したものの、その友人が遠くへ行ってしまい、長らく触ることなくお蔵入りすることとなった。
やはり、こういう占いものは、稗田おんまゆら先生のような、経験を積んだ専門家に任せた方がいいのだと思う。
量産工房/記
タロットカードを自作するとはさすがですね。
2月の特集は「稗田おんまゆら」先生を延長!
同時に「神谷竜司」先生も予定です。
どうぞお楽しみに!