量産工房さんから12月特集関連のネタが届きました。
クリスマスの思い出です。
内容は以下の通りです。
師走の街を駆け回る
結婚したての頃のクリスマス。
妻へのクリスマスプレゼントに思案すること数日。
当時、妻がドはまりしていた海外ドラマ「Xファイル」に関連するものをプレゼントしようと思いたった。
「Xファイル」は当時ブームだったので、レンタルショップで2、3日に1回ほどレンタルして二人で一緒に観ていた。まあ、内容はSF怪奇? もので、クリスマスらしいとはとても言えないものなのだが、本人がえらく気に入っていたのでしょうがない。たしか、妻の方は雑誌の記事とか、チラシとかも集めていたと思う。
そこで、まず購入に走ったのは、ビデオソフト(当時はVHSビデオだね)。これはすぐに手に入ったのだが、そこでハタと考えた。
これ、すでにレンタルして視聴済。
未視聴ならまだしも、これで満足するかぁ?
不安になって、関連グッズなどを考え、探してみたがまったく見つからない。
そうこうする間に、二人でレンタル店などを回ってビデオをレンタルする日々が続く。そんな時、レンタル店に飾られているPR用のポスターが目についた。
そこでピンとひらめいた。これだ。
PR用のポスター等(非売品)をなんとか譲り受けることができれば、すごくレアなマニア受けするプレゼントになる。
これは素晴らしいアイデアだと思ったのだが、ここで難関が出てきた。
レンタル店のスタッフと一か八かで交渉する(かなり勇気が必要だった)のはいいのだが、同行している妻の前で交渉してしまうわけにはいかない。
妻が見ていない隙を狙って交渉するしかないし、ゲットできたとしてもクリスマスまでそれを隠し通さなければ、サプライズプレゼントにならない。
かくして、クリスマスまでの数週間、レンタル店を回ってのサプライズプレゼント獲得作戦がスタートした。
仕事帰りにさびれたレンタル店に立ち寄って、中古ビデオを買うついでに店頭に飾られたポスターを交渉して譲ってもらう。
本屋と併設されたレンタル店では、妻が先に車に帰ったところで、コミック購入時に飾られているポスターが用済みになったら譲ってくれるよう頼み込み、店頭から外された時期を見計らってゲットする等などして、妻に知られることなく数点の非売品を確保することができた。
クリスマスに豪華なディナーを楽しむとか、そんなロマンチックなものを設定したことはないが、当日、このサプライズプレゼントの数々に妻は大喜びしてくれた(……と思う)。
当時ゲットした「Xファイル」のレンタルPR用ポスター等は、今も押入れの中に大事に仕舞われている。
なお、結婚〇十年となった今、妻へのクリスマスプレゼントはキャッシュの方が喜ばれる傾向にある。
PS・市販品ではないので、今、ネットオークションとかで売りに出したら高値が付くかもしれないと思う今日この頃。
量産工房/記
プレゼントを探すのも一苦労ですね。
来年1月の特集は「稗田おんまゆら」先生を予定。
応援メッセージや質問などを受け付けます。
どうぞお楽しみに!