今月の特集 「静かに祝う那覇の旧正月」
今回はコミチャン探偵団としてはなかなか調査が難しい取材でした。
私が所属している那覇のボランディアの集まりで偶然牧志3丁目自治会の矢野さんに出会い、街のご意見番、金城さんの証言を聞くことができて、各家庭の中で行われている旧正月の様子を垣間見ることができました。

牧志3丁目自治会事務所
右より 会長矢野さん 副会長喜納さん 街のご意見番 金城さん
お仏壇に備える重箱は7品、9品ありますが、7品がポピュラーです。
7品内訳
三枚肉、かまぼこ赤、昆布、揚げ豆腐、ごぼう。こんにゃく、白魚天ぷら
意味 昆布は「喜ぶ」 ごぼうは土に根を張る、つまり家の発展の意味があります。
牧志3丁目自治会 金城さんの証言による 拝みの作法です。
仏壇には四角い重箱は乗せず、丸い皿にのせ変えて捧げる。
家長が仏壇の中の人(故人)の人数分一品づつを取り、「うさんでーさびら」と言って食す。
その時仏壇の中の人から「徳」をいただくといいます。そして全員がお供えものをいただきます。
多分各家庭作法が違うと思いますが、金城家ではそうやっているそうです。
牧志公設市場の向かいに美味しそうな匂いをたちこめさせている一角があります。
だしの専門店松本商店です。

若い人は削られたパックの鰹節しかみたことないかもしれない。でもある程度上の人は家に常備していた生鰹節がズラリ。これが匂いの正体です。

これもある程度上の人なら知っている
「鰹節削り機」これで削るときに香りが発生します。子供の頃これで生鰹節を削らされた経験のあるかたは懐かしいとおもいます。

昆布だし。これも必需品ですね。
松本商店さんにインタビューしたところ
新正月、旧正月ともに普段の倍売り上げが倍増するそうです。いまでも各家庭で旧正月を行っている証拠です。

菓子店では香菓子(こーがし)でいろいろな形があります。鯛の形のこーがしは本物の変わりなのでしょう。

そして、滅多にお目にかけない「生の鏡もち」が売ってました!みんなパックの鏡もちしかみたことないはずです。


肉屋さんでは「中身汁」用の中身が袋いっぱいで売ってました。正月を祝うには豚はかかせないのです。豚足も丸ごとどーんと売ってました。
いろいろ市場を調べていくとおばあちゃん店主から説教も。「何買うかじゃなくて気持ちが大事、ご先祖さまを敬いなさい。」と。形より心が大事ですね。
そんな感じで観光客ばかりの市場の中から旧正月を各家庭で祝っているかたの為の商品を垣間見ることができました。
牧志3丁目自治会の矢野さん喜納さん金城さんご協力ありがとうございました。
市場らしい空気と匂いをかもしだしている松本商店様。取材協力ありがとうございました。
そして写真だけOKしていただいた商店街、公設市場の皆様、ご協力ありがとうございました。
来年は本格的に旧正月を祝っている糸満にいきたいなと思いました。
文 みかつきなお レイアウト ぜんざいなおみ







































